F1でも採用されているスポーツカーのための仕組み

ピーマン02

 

車にはいくつかの駆動方式が存在します。FR(前エンジン・後輪駆動)、FF(前エンジン・前輪駆動)、RR(後エンジン・後輪駆動)、MR(ミッドエンジン・後輪駆動)、4WDです。中でもスポーツカーに適した駆動方式があります。その代表はFR駆動です。FR駆動は、エンジンを前に積むことによって適度にアンダーステアを出させコントロール性を確保し、同時に搭乗スペースも確保できるということで、特に市販スポーツにはうってつけの駆動方式です。一方で、日常走行は度外視し、スポーツ走行におけるタイムやコーナリング特性といった視点に特化した場合には、MR、いわゆるミッドシップが理想的と言われています。MRの場合、エンジンの重心が車体の重心に近くなるため、前エンジンにありがちなヨーイング、ピッチングの慣性モーメントが小さくなり、旋回に入りやすいといった特性があります。イメージするならば、物体の中心に軸が存在するコマの様な感じです。またリアドライブシャフトの直前にエンジンが置かれるケースが多いためトラクションも確保しやすい傾向にあります。
MR=スポーツの理想と証明する典型的な例はF1です。F1の場合、MRの高い旋回特性、高いトラクションといったメリットに着目し、殆どすべての車両がMRとなるに至りました。F1ですから、市販車で懸念となる搭乗スペースの確保の問題もクリアできます。もっとも、F1の場合、車両が低いですから、前にエンジンを置いた場合、前が見えなくなるといった問題があります。一方で、市販車にMRが少ないのは、搭乗スペースの問題、スピンになりやすいなどのコントロール性のシビアさが理由になっています。

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